シャンパーニュのブドウ栽培地域はいくつかあるが、そのうちPetit-Camusat(プティ・カミュザ)の根拠地とするコート・デ・バール地区はシャンパーニュの栽培地域の飛び地でもっとも南にある。
シャンパーニュといえばパリの北東にあるものと思っていたので、コート・デ・バールを知らなかったときにgoogleマップで場所を確かめたらパリの南東にあるので驚いてしまった。TGVの泊まるシャンパーニュの主要都市ランスはパリの北東130kmにあり、ちょうど地理的には大阪から名古屋に当たるくらいのところである。大阪を起点にするとコート・デ・バールは伊勢沖にあたるところにあるので地理的にも隔たりがある。いろいろな経緯があってコート・デ・バールもシャンパーニュと名乗れることになったが、地理的なことは以前にコート・デ・バールのPierre Gerbais(RM)のものを飲んだときの記事に書いている。
今回取りあげるPetit-Camusat(プティ・カミュザ)はピノブランという白ブドウ品種100%の異色のシャンパーニュである。
キャラクタは濃厚なシードルのような香りにトーストのような香りがあって、飲んだときに濃いシードルのような感じがあったが、すっと入っていく飲みやすさがあった。他のシャンパーニュでは体験したことのないこくの強さがあったが、酸もあるので飲みやすかった。これはビオなのだろうか、飲んでいて翌日に残らなそうな安心感があった。 甘さがほどほど。食事にあうお酒。
このシャンパーニュの仕様
ブドウ品種構成 | ピノブラン100% |
デゴルジュマン時期 | 不明 |
甘辛度 | Brut |
ヴィンテージ | NV |
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