アンリ・ジローのパッケージがオシャレなのは以前エスプリを取り上げたときにも書いたが、今回のオマージュも劣らずオシャレである。
まず見ていただきのがこの化粧箱である。テタンジェのノクターンのような雰囲気がある。エスプリのラベルといい、この箱といい最近のアンリ・ジローはデザインにも気を遣いはじめたと思っている。
ラベルの配色もすっきりしていて今っぽく、他のラインナップのデザインも気になるところである。ラベルにあるFrancois Hemartは創業者である。創業者の名前をたたえた1本である。
キャラクタはヴェルヴェーヌの香りが前面にあって、その裏に柑橘系が潜んでいる。飲んだ感じはキンカンの出汁がきいていて飲みごたえのあるボリュームがあり、余韻がきれいなところが印象的だった。喉の奥を通るときの感じが心地よかった。クッキリとした輪郭があって太くクリアーなところは全盛期のホイットニー・ヒューストンの歌声のようで、ただただ惚れ惚れするばかりだった。あと味にローレルの爽やかさが梅雨のうっとうしさをさらっていってくれる。爽やかな1本だった。
このシャンパーニュの仕様
ブドウ品種構成 | ピノノワール70%、シャルドネ30% |
デゴルジュマン時期 | 2017.07.04 |
甘辛度 | Brut |
ヴィンテージ | NV |
コメント