最近のボトルはずいぶんと恰好良くなったアンリ・ジローのブリュット。ラベルに描かれている木はバオバブかと思ったが違うようだ。こんなブドウの木はあるのだろうか?
アイ村(AY)に拠点を構えるアンリ・ジローの創業は古く、1625年である。そのころからシャンパン造りをしていたのかは不明だが、古いことは確かである。
そもそもシャンパンがいつごろから造られるようになったのかはわからない。創業当時のワインが今のようなシャンパンだとは思えないので、どんなワインだったのか現地に行って聞いてみたいものである。微妙に泡が立つようなワインなら今の感覚からしたらシャンパンとは言えないだろう。
このシャンパンのキャラクタはグレープフルーツにすだちが混ざったようなすっきりした香りに、ほどよい甘さを感じる。味わいは香りと同じで柑橘系で品のよい甘さが残る。余韻の良さがあとを引く。季節を問わずおいしくいただけるシャンパンで、てんぷらによく合いそうに思えた。
瓶にデゴルジュマン時期が刻印されているのも嬉しい。他のメーカーも見習ってほしいところである。贅沢をいえばデゴルジュマンしたてのものを飲んでみたい。
このシャンパンの仕様
ブドウ品種構成 | ピノノワール80%、シャルドネ20% |
デゴルジュマン | 2018.01.23 |
甘辛度 | Brut |
ヴィンテージ | NV |
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