Charlier & Fils Brut(シャルリエ・エ・フィス・ブリュット)を飲む

飲んでみて

ランス近郊の モンティニー・ス・シャティヨン (Montigny sous Chatillon)で1892年創業の老舗のRM。RMはRecoltant-Manipulantの略でシャンパーニュの業態をあらわす用語のこと。自分のところで育てたブドウからシャンパーニュ造りを行う小規模な生産者のことをいう。RMに対し、自分のところでもブドウは育てるが他からブドウやワインを買いつけて生産を行っている業者をNM(Negociant-Manipulant)という。モエやテタンジェやポペリーなど大規模にやっている業者はこの業態である。

RMは気に入ったものがあっても扱っている店がなかったり、あったとしても欠品があったりで、飲みたいときに飲めないという不便があるので、格別気に入ったものを見つけたときはまとめ買いしておきたいものである。

今回とりあげるCharlier & Filsのスタンダードタイプのブリュットはするする入って、あっという間に空けてしまった。キャラクターは甘さのない白桃やリンゴの香りがあって、あたりの柔らかい飲み口で、新鮮味にあふれていた。

特筆すべきは1本あけるのに30分くらいでいってしまうほどの飲みやすさだった。自然派なのか翌日まったく残らないところが筋の良いシャンパーニュであることをあらわしている。瓶の裏にデゴルジュマンの時期が明記されているのも安心できる。

良い造り手なので、ロゼや上のキュヴェなど他のシャンパーニュやマールやラタフィアなど他のお酒も飲んでみたいと思った。今度シャンパーニュ地方を訪ねるときはまず行ってみたい造り手のひとつである。

デゴルジュマン時期が明記されていて嬉しい。何年も経っていたらショックだけど。

このシャンパーニュの仕様

ブドウ品種構成ピノムニエ60%、ピノノワール20%、
シャルドネ20%
デゴルジュマン時期2017/11/8
甘辛度Brut
ヴィンテージNV

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