東方の三博士

聞きかじってみて

クープグラス(coupe)の由来

この日飲んだのはTarlant(タルラン)のブランノワール2003年。セパージュ(ブドウ品種)が珍しくピノムニエ100%のもの。 シャンパンはほとんどがシャルドネかピノノワールかピノムニエで造られている。たいていはその3種を混合している。ま...
飲んでみて

BOLLINGER BRUT(ボランジェ・ブリュット)を飲む

ボランジェは一口にいうと飲みごたえのあるシャンパンだ。ビール界のギネスというイメージを持っている。しっかりとした味わいのシャンパンである。荘重なといったら大層ぶって聞こえるが、あながち間違いではない。大手メゾンのなかでも味わいが濃く、重いも...
飲んでみて

ピエール・ジェルベ・エクストラ・ブリュット(Pierre Gerbais Extra-Brut)を飲む

今回はコート・デ・バールのピエール・ジェルベのエクストラ・ブリュットを取り上げる。シャンパーニュ地方はフランスの北の方にあり、その中心都市ランスはパリの北東130キロのところにある。パリからTGVで50分くらいで行けるところである。日本の地...
飲んでみて

Joseph Perrier Brut(ジョゼフ・ペリエ・ブリュット)を飲む

今回取りあげるジョゼフ・ペリエは1825年(文政8年)にコート・デ・ブランで設立された老舗メゾンである。そのころ日本では3年後にシーボルト事件が起きている。それがどれだけ昔のことだかぴんと来ないが、その当時に鶴屋南北が70才であったり、酒井...
試してみて

カレーにシャンパンは合わなかった

前回のエドシック・モノポールが良かったので、今回も期待を寄せつつシャルル・エドシック・ブリュット(Charles Heidsieck Brut)を空けてみたが、状態が悪くコメントのしようがなかったので食事との取り合わせを探ってみることにした...
飲んでみて

Heidsieck Monopole Brut(エドシック・モノポール・ブリュット)を飲む

今回はエドシック系からモノポール・ブリュットを選んだ。エドシック系なんていう言葉は耳慣れないが、筆者は昨年の暮れに初めて聞いた言葉であった。銀座の料理屋でボランジェを空けたときにサービスの方から好きなシャンパンを聞かれ、ブランノワールもしく...
飲んでみて

Philipponnat Non Dose(フィリポナ・ノンドゼ)を飲む

今回紹介するのはフィリポナ・ノンドゼです。ノンドゼはシャンパンの製造工程で瓶内熟成後に澱抜きをしたあとに加糖を行わないタイプのもので、ドサージュゼロ(Zero Dosage)とも呼ばれる。 シャンパンの製造工程をかいつまんで説明すると 1....
飲んでみて

Philipponnat Brut(フィリポナ・ブリュット)を飲む

ここ3回はル・メニル・シュル・オジェ村の生産者のシャンパンが期待外れで喜びを見出すことができなかった。そもそもル・メニル・シュル・オジェ村の生産者というだけで過大な期待を寄せていたのだ。それは同じ村を拠点とするサロン(Salon)やクロ・デ...
飲んでみて

Francois Billion Milesime 2010 Brut(フランソワ・ビリオン・ミレジム2010・ブリュット)を飲む

ミレジム2010のコルク栓 左からフランソワ・ビリオン、ドゥーツ、ゴッセのコルク栓 前回の同じ作り手のエクストラ・ブリュットはレモンをかじっているようでえらい目にあった。今回はブリュット、ミレジム2010年を飲んでみた。ミレジムはヴィンテー...
飲んでみて

Francois Billion Blanc de Blanc Extra-Brut(フランソワ・ビリオン・ブランブラン・エクストラ・ブリュット)

前回に続きフランソワ・ビリオンである。今回はエクストラ・ブリュットである。ブリュット、エクストラ・ブリュットは熟成を経たシャンパーニュを出荷前に澱(おり)を抜いた後に1Lあたりどれくらい糖を入れたかによって決まってくる。ブリュットは12g以...
飲んでみて

Francois Billion Blancs de Blancs Brut(フランソワ・ビリオン・ブランブラン・ブリュット)

今回はシャンパーニュの銘醸地コート・デ・ブランにある特級格付けル・メニル・シュル・オジェ村の作り手、フランソワ・ビリオンのブランブラン・ブリュットを取り上げる。 よく冷やした状態(氷水を張ったバケツに20分以上入れている)で栓を抜く。甘い粉...
飲んでみて

Renaissance Blancs de Blancs Brut(ルネサンス・ブランブラン・ブリュット)を飲む

昨年に知って気に入ったメゾン、ルネサンスのシャルドネ100%で作るブランブラン。ボトルのデザインのように爽やかで飲んでいて軽快な気分にさせてくれるシャンパーニュだ。これを飲むとメンデルスゾーンのイタリア交響曲の冒頭の主題が聞こえてくるようだ...
飲んでみて

Deutz Brut(ドゥーツ・ブリュット)を飲む

フランス料理屋に行ってまず頼むものがある。食中に飲む発泡水バドワ(Badoit)である。その次にシャンパンが飲みたければリストにないかと探すのがDeutzである。あれば嬉しい銘柄である。 Deutzはランスの南に広がる銘醸地モンターニュ・ド...
飲んでみて

Goutorbe Bouillot Brut(グートルブ・ブイヨ・ブリュット)を飲む

今回取りあげるグートルブ・ブイヨは自家農園で収穫したブドウで生産から販売まで手がけるメゾンでRM(レコルタン・マニピュラン)と呼ばれる業態の生産者である。ちなみに今まで取りあげたゴッセやパイパー・エドシックは栽培農家から自分のシャンパーニュ...
飲んでみて

PIPER-HEIDSIECK Essentiel Cuvee Reservee(パイパーエドシック・エセンシエル・キュヴェ・レゼルヴ)を飲む

昨年の暮れのことである。銀座ヌガでボランジェを空けたときにサービスの方からどんなシャンパーニュが好きかと訊かれ、こくのあるタイプで、ブランブランよりもブランノワールの方が好きです。もちろんいま飲んでいるボランジェのように力強いのが好きですと...